感想やTips
文字系のもの
晴天工房Top
- Category -
感想文
(4)
全年月 (4)
2025年 (4)
2025年10月 (1)
2025年08月 (3)
新しい順(降順)
時系列順(昇順)
晴天工房 TOP
No.7
『スタントマンー武替道ー』の感想
観賞してからだいぶ日が空いてしまい、既に様々な感想を目にするようになりましたが、せっかくなので自分の言葉でも感想を残しておこうと思います。
続きを読む
まず最初に、私にとっては間違いなく、観て良かった作品でした。
香港映画界の現状や歴史が垣間見え、何気なく観ていた映画のワンシーンも、役者やスタントマンの苦労が想像できるようになりました。
逆に言うと、作品におけるそういう「裏方の部分」がノイズになる人は見ない方がいいのかもしれない。それくらいのリアリティがある作品でした。
先にあまりあらすじやPVを見ないで行ったのですが、チラシやムビチケのメインビジュアルから、もっとスタント自体にスポットを当てた(ジリ貧の状況で難しいスタントをどうやって成功させるかを皆で考えていくような)サクセスストーリーになるのかと思っていたのですが、実際はそうではなく、どちらかと言えばそれを取り巻く環境にスポットを当てたヒューマンドラマといった作品に感じました。
正直なところ、トン・ワイ氏演じるサムが、それなりの実績があり、優秀なのは確かだが、他人への思いやりが欠けている。というような完全に職人気質のキャラ造形をしていて、似た気質を持つ人間を想起させ、結構キツイものはありました。
優れた作品を作るにはそれなりのリスクが伴うのは仕方ない、そうやって優れた作品は作られてきた。それが香港魂だ。
言いたい事はわからなくはない、何かを得るには何かを捨てなければならないという事は往々にしてある。
でもそれは、他人に強要してまでやる事ではない。ましてや、ゲリラ撮影で何も知らない人を巻き込んでまでやる事に、魂などない、と思った。
スジは通してやらんかい。である。
ゲリラ撮影ってよくあった事なのかな…完全に私の感覚だと、作品である以上ロケ以外はすべて精巧なる作り物であるべきであって本物を入れてしまってはそれこそズルなのではないか?絵のコンテストに写真出すみたいな…と思ってしまうよ…。
ゲリラ撮影のあともそうだし、ロンに怪我させた後や、ワイの先輩の所に行ったときも全然悪びれてない所が本当にリアルで、マジであのタイプの人ってこっちが泣くほどキツいこと言ったりしてても翌日とか普通に話しかけてくるよな…という所もいやにリアルで…
(ロンに笑顔見せながら飯持ってきたりする所とか…)
先輩の奥さんがバチキレてた所に爽快感すらあった…一番好きな登場人物奥さんかもしれない。強い女大好き。
一方、テレンス・ラウ氏演じるロンはスタントマンに憧れる青年。
最初こそパッとしない青年でしたが、助監督として奮闘しながらしまいにはサムに意見するまでになるという、成長物としては一番落ち着いて見れたなと思います。
彼がいたから、話が重くなり過ぎずに見守ることが出来たと思う。
反面、家庭では運送屋として働く兄と母がいて、うまくいくかもわからないスタントの仕事は辞めて運送屋になればいいと兄は言う。
兄の言う事は正しい。当たり前に安定職の方がいいに決まっている。
この部分に関しては、私事ではあるんですが結構私もふらふらしてるタイプなもので、うぐぉぉぉすみませんすみません長子だけどふらふらしててぇ…と胃と涙腺にキました笑
兄の言う事もわかるけど、ロンが言う事もまたわかるんだ、、、
でもここの兄弟に関しては仲が悪いと言うよりはお互い本気でぶつかってる感じだったので悪い気はしませんでした。
フィリップ・ン氏演じるワイは、思ったよりは出なかったな〜という印象だったし、言動が始終まとも…というか普通?だったので、特筆すべきが試写会の時なんでスギちゃんスタイルにした???くらいなんですよね。
アクションは勿論カッコよかったですよ、さすが師範大。
そして問題の(?)ラストシーン。
他の感想でも見た、「いや、お前が飛ぶんかーーーいw」というのがですね、私も例に漏れずそう思いました。
でもあそこでロンが飛んだら危険な事をやらせるという所が何も変わってないから、あそこでサムが飛ぶ方がいいんだろう…という見解を見て、そ、そうか…と思ったのですが
いやでもロンに何の連絡も無しに飛ぶのは無いわ、自己中なとこは何も変わってないやん。下にいた人たちも知ってたの?報!連!相!!!!!!
となり、せっかくスタッフたちが一丸となって視聴者的にもアガってきていた所に水を差される形となり読後感的なものがあんまり良くなくて、なるほどね〜…みたいな気持ちで映画館を後にしました。
あとはそうだな〜。
サムと娘ちゃんのキーアイテムに陶芸湯呑みがありましたが、割れたのとかを関係の暗喩に使ってるのはよくあるながらも良いなと思いました。
私なら割れたやつ金継ぎする表現入れるかな〜とかも思いましたがアレは日本の伝統技術なので向こうでは使えないね、そうだね笑
しかしあの感じだと娘ちゃんとの関係も平行線を辿りそう…というのが正直なところ。
ワイの先輩の若い頃の俳優さんなんか若い時の小栗旬みたいだったな〜
おわり
畳む
感想文
2025.Aug.1(Fri) 00:00
ユーザ「虫義」の投稿だけを見る
(※
時系列順で見る
)
この投稿と同じカテゴリに属する投稿:
カテゴリ「感想文」の投稿だけを見る
(※
時系列順で見る
)
この投稿日時に関連する投稿:
2025年8月1日の投稿だけを見る
(※
時系列順で見る
)
2025年8月の投稿だけを見る
(※
時系列順で見る
)
2025年の投稿だけを見る
(※
時系列順で見る
)
全年8月1日の投稿をまとめて見る
(※
時系列順で見る
)
全年全月1日の投稿をまとめて見る
(※
時系列順で見る
)
この投稿に隣接する前後3件ずつをまとめて見る
この投稿を再編集または削除する
No.8 »
初期表示に戻る
-Tags-
感想
(1)
フリースペース:
観賞してからだいぶ日が空いてしまい、既に様々な感想を目にするようになりましたが、せっかくなので自分の言葉でも感想を残しておこうと思います。
まず最初に、私にとっては間違いなく、観て良かった作品でした。
香港映画界の現状や歴史が垣間見え、何気なく観ていた映画のワンシーンも、役者やスタントマンの苦労が想像できるようになりました。
逆に言うと、作品におけるそういう「裏方の部分」がノイズになる人は見ない方がいいのかもしれない。それくらいのリアリティがある作品でした。
先にあまりあらすじやPVを見ないで行ったのですが、チラシやムビチケのメインビジュアルから、もっとスタント自体にスポットを当てた(ジリ貧の状況で難しいスタントをどうやって成功させるかを皆で考えていくような)サクセスストーリーになるのかと思っていたのですが、実際はそうではなく、どちらかと言えばそれを取り巻く環境にスポットを当てたヒューマンドラマといった作品に感じました。
正直なところ、トン・ワイ氏演じるサムが、それなりの実績があり、優秀なのは確かだが、他人への思いやりが欠けている。というような完全に職人気質のキャラ造形をしていて、似た気質を持つ人間を想起させ、結構キツイものはありました。
優れた作品を作るにはそれなりのリスクが伴うのは仕方ない、そうやって優れた作品は作られてきた。それが香港魂だ。
言いたい事はわからなくはない、何かを得るには何かを捨てなければならないという事は往々にしてある。
でもそれは、他人に強要してまでやる事ではない。ましてや、ゲリラ撮影で何も知らない人を巻き込んでまでやる事に、魂などない、と思った。
スジは通してやらんかい。である。
ゲリラ撮影ってよくあった事なのかな…完全に私の感覚だと、作品である以上ロケ以外はすべて精巧なる作り物であるべきであって本物を入れてしまってはそれこそズルなのではないか?絵のコンテストに写真出すみたいな…と思ってしまうよ…。
ゲリラ撮影のあともそうだし、ロンに怪我させた後や、ワイの先輩の所に行ったときも全然悪びれてない所が本当にリアルで、マジであのタイプの人ってこっちが泣くほどキツいこと言ったりしてても翌日とか普通に話しかけてくるよな…という所もいやにリアルで…
(ロンに笑顔見せながら飯持ってきたりする所とか…)
先輩の奥さんがバチキレてた所に爽快感すらあった…一番好きな登場人物奥さんかもしれない。強い女大好き。
一方、テレンス・ラウ氏演じるロンはスタントマンに憧れる青年。
最初こそパッとしない青年でしたが、助監督として奮闘しながらしまいにはサムに意見するまでになるという、成長物としては一番落ち着いて見れたなと思います。
彼がいたから、話が重くなり過ぎずに見守ることが出来たと思う。
反面、家庭では運送屋として働く兄と母がいて、うまくいくかもわからないスタントの仕事は辞めて運送屋になればいいと兄は言う。
兄の言う事は正しい。当たり前に安定職の方がいいに決まっている。
この部分に関しては、私事ではあるんですが結構私もふらふらしてるタイプなもので、うぐぉぉぉすみませんすみません長子だけどふらふらしててぇ…と胃と涙腺にキました笑
兄の言う事もわかるけど、ロンが言う事もまたわかるんだ、、、
でもここの兄弟に関しては仲が悪いと言うよりはお互い本気でぶつかってる感じだったので悪い気はしませんでした。
フィリップ・ン氏演じるワイは、思ったよりは出なかったな〜という印象だったし、言動が始終まとも…というか普通?だったので、特筆すべきが試写会の時なんでスギちゃんスタイルにした???くらいなんですよね。
アクションは勿論カッコよかったですよ、さすが師範大。
そして問題の(?)ラストシーン。
他の感想でも見た、「いや、お前が飛ぶんかーーーいw」というのがですね、私も例に漏れずそう思いました。
でもあそこでロンが飛んだら危険な事をやらせるという所が何も変わってないから、あそこでサムが飛ぶ方がいいんだろう…という見解を見て、そ、そうか…と思ったのですが
いやでもロンに何の連絡も無しに飛ぶのは無いわ、自己中なとこは何も変わってないやん。下にいた人たちも知ってたの?報!連!相!!!!!!
となり、せっかくスタッフたちが一丸となって視聴者的にもアガってきていた所に水を差される形となり読後感的なものがあんまり良くなくて、なるほどね〜…みたいな気持ちで映画館を後にしました。
あとはそうだな〜。
サムと娘ちゃんのキーアイテムに陶芸湯呑みがありましたが、割れたのとかを関係の暗喩に使ってるのはよくあるながらも良いなと思いました。
私なら割れたやつ金継ぎする表現入れるかな〜とかも思いましたがアレは日本の伝統技術なので向こうでは使えないね、そうだね笑
しかしあの感じだと娘ちゃんとの関係も平行線を辿りそう…というのが正直なところ。
ワイの先輩の若い頃の俳優さんなんか若い時の小栗旬みたいだったな〜
おわり畳む