2025年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

劇場版『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の感想
「ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-」
「10周年記念新作短編 幕間の楔」

最初に流れる週替わり特典映像が一瞬何かわかってなかったので、正直あんなノベルゲームの立ち絵みたいので進行すんの!?と面食らったのですが、内容が良すぎて全て許した…みたいになりました。
結果週替わりのやつだったので納得したんですが笑

内容としては、これまで桜農場のバイオ燃料のコーン畑や彼らの主食にもよく出てくるポレンタやEDにもカラーコーンが使われていたり…と鉄血にとってとうもろこしは結構象徴的なものと思ってるところがあったので、それを映画館のポップコーンと絡めてくるのは凄く上手いなぁと思って見ていました。

ビスケットがうちの農場のは燃料用だから、食用には向かないなぁ…と言った時、じゃあ俺が作るよと言った三日月さんでもう涙腺がおしまいになっちゃって大変でした。
みんなでいっぱいポップコーンお食べ…

そしてウルハン本編。

新規カットは語りの為のコルナルとカチュアだけなんか…というのが正直なところ。

鉄オルGをプレイしてなければ、今何が起こったの?というところが多々あり、そこを補完しながらの映像化とばかり思っていたのでそこだけは本当にガッカリでした。
私もカチュアがイシュー家に戻った辺りで息切れしていて物語の終幕見届けていなかったので、どう終わっていたのか楽しみにしていたのですが、イシュー家騒動の終息で止まっていてウルズハント自体は終わっていないのですね…。
これ、ラストでNとその従者みたいなのが出てこず、リングの待機命令で終わっていればまぁこれで終わりか…と一種の納得は出来たんですが、次の座標の示唆をしたからには続きを出してもらわないと暴れるからな!?w

幕間に全振りしたと言われれば、時間も人員にも限りはあるだろうなのでそうかぁとも思うんですが、率直な感想はそれです。

え、てかもっとえっちなシクラーゼとかいなかったっけ??バックボーン的なサイドストーリーだったっけあれ?若い時のシーンみたいなのなかった…?幻覚?
レンジー隊がしっかり収録されてたのは素直に嬉しかったです。アンディとビトいいよね。

幕間の楔は、

今になってオルガのスーツをベースにした話にしてくるとは!という驚きがありました。
そんな、オタクがいっぱい擦っただろうネタを今になって公式が擦ってくるとはwww
いやでもめっちゃ嬉しかったです素直にw
多分小さい穴じゃスクリーンで視認しづらいからだろうけど、オルガのズボンあまりにもクソデカ大穴開いてて手叩いて笑いそうになったごめんww
シノの尻の穴連呼もおもしろすぎましたね。

あと不謹慎ながら地下闘技場ネタ大好きなので、あれだけで何か描ける、ヒマが欲しい。
バルバトスアダプトがめちゃくちゃ好みの武装で嬉しかったけど、三日月さん的には鈍器の方が良さそうで笑った。
まぁMSの物理刀ってビームサーベルとかでない限り斬れないだろうしな。細い棒より太い棒の方がいいよね。そうだね。

全体的に作画良かったけど、なんか今回輪をかけてライドと三日月さんの表情が豊かに描かれていて嬉しかったし、おやっさんがバルさんを歳星送りにする手筈をヤマギに伝えるのを静止する、まだいい!みたいなセリフが今まで聞いたことないクソデカボイスだったんで三日月さんのアンタそんな大声出たんか…と新鮮に驚いてしまった。10年越しの大声ありがとうございます。

そしてエンドロール。
先にグッズ購入で描きおろしを先に見ていたんですが

いや、見てた上でこのスクリーンで見る伊藤悠先生の描きおろしが最高すぎるし
ものすごくエモいライティングとレイヤー分割とモーションかけてくれてる撮影さんにマジでおひねり渡さなきゃ…!!!という気持ちでした。ライドォ…


そして入場者特典冊子!
なんかお疲れ様本みたいなのに数ページ伊藤先生の鉄血日和出張版みたいなのが載ってるのかなぁ?と思っていたんですが、ほぼ薄い本やんけこんなんwwwwwとバカ笑ってしまいました。
ブルジョワスーツ店にやってきた小汚い若者たちが金持ってるとみるや否や掌クルーする店員のお決まりの展開ににやにやしてたらスーツ!お前らが!着るんかい!!!聞いてないよ!!!!
となりそこからマジでポストもしたけど、ずっとウルトラマンかよっていうヘアッ!!って奇声と共にページめくってました。昭弘のスーツでも大概致命傷を負っていたのに三日月さんのスーツ…髪まとめ…見せてくれてありがとうございます…ありがとうございます…
ギャラホ陣にもちゃんと触れてて、綺麗にまとまったお話だったと思います。
「未来の話」というタイトルが深く突き刺さるね。

でもマジでこれだけは言いたいけど特典周り伊藤先生に任せすぎじゃない…?
先生いま連載お休みしてるから良かったものの感があるんだけど、先生がご多忙だったらどうなってたんだよ…とは思っちゃうな。

取り急ぎ、そんな感じでした。
おわり。畳む

感想文

2025年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

『近畿地方のある場所について』の感想

この作品に関してはもうあんまり自分で深々と考察したい感じは湧かなかったので、既に他人の感想をいくつか読んだ状態でこれを書いているので、さらっと箇条書きでメモ程度に残していこうかと思います。

気になった点としては、

・佐山は結局何に襲われたのか?
壊れた後の佐山自身の姿に似ていたように思うが、他の感想だと赤い服の女という意見が多い。そうなのだろうか?

・千紘が最初に人探しの動画を流していたものは額に白い手当ガーゼのようなものが付いていたが、2度目以降は傷口が晒されていたように思う。時間軸が違うのか?背景のカレンダーはいずれも2月3月のものだったように思うが、息子を亡くした時のままだったりするのだろうか?

・赤い服の女が、息子の養分にする為に人を集めているという考察が多いが、養分にするという表現はどこからきたのだろうか?その表現の仕方や構造が今ひとつ要領を得ない。
生贄を与え続けなければ殺される、ましらさまの遊びと同じく、生贄を与え続けなければ取り戻した(仮初の)命が消えてしまうということ?

・謎の絵の四隅の文字が、了から女に変わったのは何故?
元の了の文字のものは、病んだ了の母親が息子を取り戻す為に描き始めたという考察を見たがそれもちょっとよくわからん。生贄そのものだけでなく、人々の恐怖心みたいなものも、ましらさまの養分になるということなのだろうか?
そもそも何故鳥居と人影?なのか。

・ましらさまとは結局なんだったのか?
隕石のように飛来した地球外生命体?UMAが捕食の為に怪異を作るということ?まどろっこしすぎないか?

・ましらさまと石、どっちが本体なのか。
隕石と仮定するならば、動けない自分に代わって怪異を作るのはうなづけるが、移動するんだよなあの石…という謎。


とにかく良かったのは怪異の事件ファイルの動画がどれもマジもんじゃないのか?くらいのリアルさと没入感があったのが良かった。

それに反して、メインの二人が謎を解いていくのが結構アッサリしていて動きがそんなに無いのが残念だったし、いざ動いたと思ったら小沢くんはあっさり死んでしまったのでちょっと興醒めだったというか。

そもそも千紘が息子を亡くしていた時点で不穏、佐山さんの次はそいつか発言で大体の察しがついてしまったので、ここはいい感じに裏切ってくれるのかな?小沢くんビンタしたしワンチャン…と思っていたが赤い女とキャットファイトしてただけかーーーいwという。
そんな感じでした。

おしまい畳む

感想文

『鯨が消えた入り江』の感想

まずは私の初見としての状態ですが、
事前に自分からはPV以外の情報を入れないようにはしていたのですが、えっくそのオススメTLに次々流れてくる感想文が目に入らない訳もなく、

・なんかBLだのそうじゃないだのいう論争が起きてるらしい
・なんかぱやぱやの犬が出るらしい(グァバっていうらしい
・なんか天宇より阿翔の方がバックボーンがヤバそう
・なんかタイムリープものらしい

くらいの予備知識でいきました。

まったくこっちの沼ではないオタク友人を誘って同行してもらっていたのですが、友人には真っさらな気持ちで見て欲しかったのでPVは見せていましたが、他の情報は共有せず、ネトフリで既に見れる作品であることも伏せていました。

一旦箇条書きにした前情報の部分から言っていこうと思います。

まず予防線と言われようが先に言っておくんですが、私もBLだクィアだの型にハメるのは基本的にはナンセンスだと思っています。
名前が最も身近な呪いと言われるように、形の無いもの、取り分け気持ちや関係につける名称も同じようなもので、便利な面もありますが視野や可能性を狭める面もあると思います。

でも何て言うんだろう…w
この作品に関してはもうシーンの入り方がそっちの型なんだよなwといった感じで、それも初っ端から殴りかかってきてるやんこれ…wと、ちょっと面白くなってしまい…。
大人しめインテリ男が現地のやんちゃ系男に手を引かれて悪漢から逃げ仰る。そして見知らぬベッドで起きたらパンイチ…。
あーwこれはBL好きが好きなやつやわwみたいな気持ちが出てきてしまい。
これはホント二人の関係性がBLどうこうという意味ではなく、作品としてのジャンルというか文法というか、演出の型の話になってくると思うのですが、これはそっちの作り方だなぁ…と思った訳です。

浜辺で夏夏とビーチフラッグのような遊びをしていて、事故的に天宇と阿翔がキスしてしまうというシーンもありましたが、あそこでアレをいれるのはあざといが過ぎる…と、同行の友人とも一致の意見となり、親密度がない時の事故ならまだおいしかったんだけどな…という話にもなりました笑

そういう見せ方の面ではBLと言われるのも然もありなんだし、そう固定してしまわないでほしいという声もめっちゃわかる。
その点に関しては、パンフでエンジェル・テン監督も製作側からはジャンルを定義しないというような話をしてらっしゃいましたし、それが全てなのだと思います。
しかし、その部分を定義しないことで商戦として届かなかった部分もあったのではないか、と監督のインタの「制作や宣伝には多くの挑戦があった」という一文から伺えるので、今回九龍城砦のヒットを受けて日本劇場公開が叶い、この作品を劇場で観る機会を頂けた事は本当に良かったです。

そんで犬。

正直もっと出るのかと思ってたw
なんだったら阿翔が飼ってるのかと思ってたw
違うんかいw

犬、なんだったら野良かお前w綺麗な野良やなっw

でも皆が話題にしたくなるほどぱやぱやなのはめっちゃわかる。
なんなのあのフォルムw

キューピッド的な役割は全うしたのかなと思いますが、あまりにも早い退場…(というかリリース?)に拍子抜けた部分はありました。
まぁこれはファンアートを見ていたからなんだろうなぁ。
でも並の作品ならあの犬あのまま飼ってたよな…と思いました笑

阿翔のバックボーンに関しては
わぁ、なんかうっすら聞いてたとおりだぁ。となったワケですが

これを旨味設定…と捉えるか、素直に可哀想な境遇と思うかは趣味の分かれる所だと思います。
ヘキがひん曲がってる虫義さんはうわぁ…おいし〜ぃと申しておりました(心が二つある〜

それはそうと、この境遇から阿翔もまた「此処ではないどこか」を探しているタイプのキャラ造形だったのかなぁと思い頭を抱えました。
「此処ではないどこか」探している少年少女に弱いので、、、

鯨が消えた入り江とは結局なんだったのか?
二人の理想郷という概念であることは間違いないのですが、伝説そのものの出所は?という話。
パンフには、豊かな想像力で潤発が語る伝説とあるので、乱獲で入り江から鯨が消えたというのは事実なのかもしれませんが、天国へ連れて行ってくれる鯨というのは、やはり潤発の空想という事なのでしょうか?
天宇の自殺未遂が影響して、天国という言葉がかなり後向きなものの気がしていましたが、それこそ単純に少年が夢見た理想郷であり、先述した「此処ではないどこか」なのかもしれないですね。

手紙の宛名に「天使収到 請回信」と書かれているものがありました。
翻訳にかけただけなのでニュアンスは違うかもしれませんが、「天使が来ました。返信をお願いします。」というような意味のようです。
ノートの切れ端に書かれているので潤発少年が描いたものと思っているのですが、この感じだと天使役はどっちだったんでしょうか?私は潤発少年が天宇のことを(名前に天も入っているし)天使のお兄ちゃんみたいな感じで捉えてたのかなと思ってたんですけど、この感じだとぎゃ…く…?

とりあえず潤発少年が天宇を天使のお兄ちゃんと思っていると仮定すると、天国を信じている少年が天使と文通してるの微笑まし過ぎますね…陳さん(であってる?名前ど忘れ)もこういう気持ちだったのかもしれない。
天使に台北に行けって啓示出されたら、そら行っちゃうわ…

最後にタイムリープに関してなのですが
この話が一番長くなりそうだな…と思って最後に回しました。

この作品は、タイムリープものとしては新しい感じがする、あまり見ない感じ、という感想もいくつか目にしました。

でも私の感想としては、これは厳密にはタイムリープではないなと感じました。
というのも、まずタイムスリップとタイムリープの違いとして、前者は体ごと時空を超える。後者は精神のみが時空を越えるというのがあります。

けれど鯨に関しては、時空を超えるのは手紙だけ。どちらでもない。
過去や未来に直接干渉出来ず、手紙を出したあとはもう祈るしかないという具合。
ここがこの作品のテーマでもある「信じる」という事に繋がってくるのだろうな…とは思うのですが、あまりにもやる事がない。
(いや、実際人間が普通に生活するだけでもドラマはあるよ!あるけども!それって場面の見せ方としてかなり難しいじゃないですか!)

手紙の届いた先で何が起こってるのかがわからない以上、天宇側での動きを見せる必要があると思うのですがその辺がかなりさらっとしていて、世界線の変化を象徴する要因として、夏夏とレスリー・チャンが使われていたように思いますが、私にはそこの世界線が変わったんだよという説得力が少し弱く感じ、再会への期待の昂りみたいなものも薄かったように思いました。
阿翔が台北に行かなかった事で何故夏夏の人生までもが変わるのか、レスリーは死なないのかのロジックが不明で少しご都合に思えるからです。
レスリーは伝説的スターというのは把握しているので、生きている世界線があってほしかったという願いなのはわかりますが。
夏夏に関しては阿翔の妹的存在という以外はあまり意味を持たせてもらえずそれこそよくある想い人の彼女と勘違いさせ、気持ちに気付かせる要因でしかなかったのが少し残念に思いました。
役者さんがめちゃくちゃ可愛かっただけに余計…。可愛いよ夏夏…。

広い意味では、手紙にのせた想いが時空を超えるのだから、精神が時空を超えたと言ってもいいのかもしれませんが、ちょっとそれは詩的すぎるのかな、と。
そういう訳で、元々タイムリープの定義からは外れているものなので、タイムリープものとしては新しく感じるのだろうかな…と。

それはそれとして、個人的に気になった点は

・なぜ、施設のポストにそのような力があるのか
・なぜ、手紙が届くのに10年のラグがあるのか

なのですが、

あのポストって一体何個あるのが正しい見方なんでしょう?
ちょっと時系列が整理しきれてないかもしれないのですが、潤発少年が施設「我が家」から手紙を出し始め、その後地震に見舞われ「我が家」離れることになった。その時点でポストは紛失、巡り巡って台北で売りに出され旅行中の天宇家族が購入した。という感じで、同一のポストって事であってる…?

最初は2個似た形のポストがあるのかなと思ってたけど、ポストの不思議な力はこうでもしないと説明がつかない気がするんですよね…これでもちょっと説明不足ではあると思うし。
10年のラグ、に関してはやっぱりわからない。

最後の方のポストはなんかのタイミングで阿翔が作り直した手作りポスト…だったよね?

完全に余談ではあるのですが、タイムリープ部分に関しての大まかな話の骨格が『君の名は。』に似ているなと感じ、思わず確認するのに帰宅してから倍速再生で見たんですが、内容よりまずもう2016年制作とかいう10年近く前の作品になってたのに度肝を抜かれた。もうそんな前か。(そりゃもう後続に2、3作出てるしな…)

『君の名は。』は
全く別の場所に住む男女がある日突然中身が入れ替わり、最初は夢だと思うが現実であると気づき二人は次第に打ち解けていく。
だがその入れ替わりは突然途絶え、心配した少年は少ない手掛かりを元に少女を探し始めその彼女が三年前に亡くなっていることを突き止め、二人の間には三年のタイムラグがあったことも判明する。
少年は少女を助けることはできないか?と奔走する…

というような内容な訳ですが、

互いが入れ替わり中に書き残したメッセージ=ポストの手紙
タイムラグ(三年)
相手が死亡する未来

この三点が特に似ていると思いました。
だから何だ、インクブルーよろしく盗作だとでも言いたいのか?と言われたらそうではないのですが、タイムリープという要素を考える上で紹介しておきたかったというだけです。
この作品に関しても、なぜタイムラグが三年なのか?というのは明示されていません。

置き換えるなら、配役は少年=天宇、少女=阿翔という感じになるかと思いますが
この『君の名は。』
一説によると、「話が進行する視点は基本少年の方であるが、真の主人公は少女の方である」らしく、未来改変に奔走していたのは少女の方という説があります。

その説にに当てはめると、天宇を死なせない、自分も死なない、という未来改変に奔走している阿翔もいるのかもしれない、ということになりますが既にちらほら阿翔視点でこの物語を見たいという声も見かけましたし、そう思うのも無理はないと思います。
この作品にはやや不自然なカット割りがされている部分がいくつかあり、それが手法なのか拙さなのか判断出来ていないのですが、本当に厳密な意味の方でのタイムリープが阿翔側で行われている可能性は捨てきれず、この辺は何回か見ないとわからない部分だなぁと思います。

パンフで監督が語った「互いが残したサイン」というのも気になりますし。
手紙以外にまだ何かあるのか…?もうひとつの物語とは?それこそ阿翔視点での話ということなのか…?

長々と書いてしまいましたが総評すると

ロードムービー部分に対してタイムリープ部分がかなり後半に偏っていた上に、特にその原理の解明はしなかったので混乱と消化不良が起きてる気がしました。配分が変わるとまた違った気もするけど、監督としても余白を大事にしているようだったので、この作品はこれでいいのだと思います。
小難しい事を抜きにすればテレンス・ラウ氏とフェンディ・ファン氏の演技は素晴らしかったし、トイカメラで写したようなどこかレトロな台湾の景色は美しかったし、少しずつ歩み寄っていく二人の姿には笑みが溢れそうになりました。

最後は願いと希望に溢れた結末だった事を含め、まさに理想郷のような作品でした。
もう一回くらいは劇場で観たい!

ハッ、そういやアタマ・コンクリート!はなんで急に日本語だったんですかねw
もしかしたら一番の謎はこれだったかもしれないw
コンクリートはまぁ英語だからわからんでもないけどなんでアタマ?
どうして????w
↑こちら後にスラングだと教えて頂きましたw

おしまい畳む

感想文

『スタントマンー武替道ー』の感想

観賞してからだいぶ日が空いてしまい、既に様々な感想を目にするようになりましたが、せっかくなので自分の言葉でも感想を残しておこうと思います。

まず最初に、私にとっては間違いなく、観て良かった作品でした。

香港映画界の現状や歴史が垣間見え、何気なく観ていた映画のワンシーンも、役者やスタントマンの苦労が想像できるようになりました。

逆に言うと、作品におけるそういう「裏方の部分」がノイズになる人は見ない方がいいのかもしれない。それくらいのリアリティがある作品でした。

先にあまりあらすじやPVを見ないで行ったのですが、チラシやムビチケのメインビジュアルから、もっとスタント自体にスポットを当てた(ジリ貧の状況で難しいスタントをどうやって成功させるかを皆で考えていくような)サクセスストーリーになるのかと思っていたのですが、実際はそうではなく、どちらかと言えばそれを取り巻く環境にスポットを当てたヒューマンドラマといった作品に感じました。

正直なところ、トン・ワイ氏演じるサムが、それなりの実績があり、優秀なのは確かだが、他人への思いやりが欠けている。というような完全に職人気質のキャラ造形をしていて、似た気質を持つ人間を想起させ、結構キツイものはありました。

優れた作品を作るにはそれなりのリスクが伴うのは仕方ない、そうやって優れた作品は作られてきた。それが香港魂だ。

言いたい事はわからなくはない、何かを得るには何かを捨てなければならないという事は往々にしてある。
でもそれは、他人に強要してまでやる事ではない。ましてや、ゲリラ撮影で何も知らない人を巻き込んでまでやる事に、魂などない、と思った。
スジは通してやらんかい。である。

ゲリラ撮影ってよくあった事なのかな…完全に私の感覚だと、作品である以上ロケ以外はすべて精巧なる作り物であるべきであって本物を入れてしまってはそれこそズルなのではないか?絵のコンテストに写真出すみたいな…と思ってしまうよ…。

ゲリラ撮影のあともそうだし、ロンに怪我させた後や、ワイの先輩の所に行ったときも全然悪びれてない所が本当にリアルで、マジであのタイプの人ってこっちが泣くほどキツいこと言ったりしてても翌日とか普通に話しかけてくるよな…という所もいやにリアルで…
(ロンに笑顔見せながら飯持ってきたりする所とか…)
先輩の奥さんがバチキレてた所に爽快感すらあった…一番好きな登場人物奥さんかもしれない。強い女大好き。

一方、テレンス・ラウ氏演じるロンはスタントマンに憧れる青年。

最初こそパッとしない青年でしたが、助監督として奮闘しながらしまいにはサムに意見するまでになるという、成長物としては一番落ち着いて見れたなと思います。
彼がいたから、話が重くなり過ぎずに見守ることが出来たと思う。

反面、家庭では運送屋として働く兄と母がいて、うまくいくかもわからないスタントの仕事は辞めて運送屋になればいいと兄は言う。
兄の言う事は正しい。当たり前に安定職の方がいいに決まっている。
この部分に関しては、私事ではあるんですが結構私もふらふらしてるタイプなもので、うぐぉぉぉすみませんすみません長子だけどふらふらしててぇ…と胃と涙腺にキました笑
兄の言う事もわかるけど、ロンが言う事もまたわかるんだ、、、
でもここの兄弟に関しては仲が悪いと言うよりはお互い本気でぶつかってる感じだったので悪い気はしませんでした。

フィリップ・ン氏演じるワイは、思ったよりは出なかったな〜という印象だったし、言動が始終まとも…というか普通?だったので、特筆すべきが試写会の時なんでスギちゃんスタイルにした???くらいなんですよね。
アクションは勿論カッコよかったですよ、さすが師範大。

そして問題の(?)ラストシーン。

他の感想でも見た、「いや、お前が飛ぶんかーーーいw」というのがですね、私も例に漏れずそう思いました。
でもあそこでロンが飛んだら危険な事をやらせるという所が何も変わってないから、あそこでサムが飛ぶ方がいいんだろう…という見解を見て、そ、そうか…と思ったのですが

いやでもロンに何の連絡も無しに飛ぶのは無いわ、自己中なとこは何も変わってないやん。下にいた人たちも知ってたの?報!連!相!!!!!!
となり、せっかくスタッフたちが一丸となって視聴者的にもアガってきていた所に水を差される形となり読後感的なものがあんまり良くなくて、なるほどね〜…みたいな気持ちで映画館を後にしました。

あとはそうだな〜。
サムと娘ちゃんのキーアイテムに陶芸湯呑みがありましたが、割れたのとかを関係の暗喩に使ってるのはよくあるながらも良いなと思いました。
私なら割れたやつ金継ぎする表現入れるかな〜とかも思いましたがアレは日本の伝統技術なので向こうでは使えないね、そうだね笑

しかしあの感じだと娘ちゃんとの関係も平行線を辿りそう…というのが正直なところ。

ワイの先輩の若い頃の俳優さんなんか若い時の小栗旬みたいだったな〜

おわり畳む

感想文

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